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執筆者の写真柳澤 利明

「クセ毛が直るシャンプー」って本当に効果があるの?

巣ごもり需要狙いなのか、今、ネット上では盛んにシャンプーのプロモーションが行われています。


「ダメージが修復できるシャンプー」

「育毛効果があるシャンプー」



そして美容師として見逃せないのが、「クセ毛が直るシャンプー」


まさしく髪質改善トリートメントが必要無くなる様な、、ライバル視せざるを得ない存在なのですが(笑)


オリジナルのシャンプーを販売しているチェルシーですので、この辺もお話ししたい思います。




【そもそもシャンプーは頭皮や髪の汚れを落とすモノ】



シャンプーは洗浄成分という、頭皮や髪の汚れを落とせるモノが主な成分になっています。なので、



ダメージが修復できるシャンプー=シャンプー剤+トリートメント剤


育毛効果があるシャンプー=シャンプー剤+育毛剤


となります。



そうなると、


クセ毛が直るシャンプー=シャンプー剤+縮毛矯正剤


となってしまいます、、、さすがにそれは無いですよね、


しかし、何かしらの成分でクセ毛をまとめたりストレートに見せないといけない、そこで登場するのが、


アルカリ剤とシリコン、というモノです。


アルカリ剤は、髪の組織を分解できるので、髪の中に他の成分が入りやすくなる効果があります。


シリコンは「しっとり」と「サラサラ」を作ってくれます。




クセ毛が直るシャンプーのほとんどは、シャンプー剤+アルカリ剤+シリコン、で出来ています。


クセ毛でうねりや広がりが出る髪を、まず、アルカリ剤で分解して、シリコンでしっとりサラサラにするという仕組みです。


問題はそこに「洗浄成分」が入っているということ、、



「汚れを落としながら、髪を分解してしっとりサラサラにしていく」これは無理があると言わざるを得ません。。。




【シャンプーはシャンプーするだけ、クセ毛を伸ばすことは縮毛矯正や髪質改善で】 「髪を洗いながら、しっとりサラサラにしていく」というのは、 「服を洗いながら、同時に柔軟剤の効果を出す」というのと同じです。 「洗う事」と「効果を出すこと」は一緒には出来ないんです。 いくらこじつけても、化学反応は正直。美容は化学です。 〈パーマ/ デジタルパーマ/エアウェーブ/前髪パーマ/髪質改善トリートメント/酸熱トリートメント/縮毛矯正/表参道/柏の葉キャンパス/明るい白髪染め〉


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