ダメージゼロで、縮毛矯正の様にクセ毛が伸ばせたり、毛先のダメージが治せる酸熱トリートメント(グリオキシル酸を使った髪質改善トリートメント)ですが、
最近よく言われているのが、
「施術後にカラーの色がかなり落ちてしまう、、、」
「せっかくキレイに入れたカラーが全て落ちてしまった、、、」
これって本当なんでしょうか?
実際、グリオキシル酸を使った酸熱トリートメント(髪質改善)に、色落ちは起こります。
特に「縮毛矯正の代わりに」としっかり施術した場合はこの傾向が強いんです。
「なぜ、色が落ちてしまうのか?」
これはまだ美容師さんでも理由がはっきり解ってない、と言われているのですが、
理由が解っていれば当然、防ぐ方法も見つけられます。
少し上からの発言になってしまって申し訳無いのですが、これに関して僕は、
「酸性の薬剤を使い慣れてないな」と思ってしまいます。
酸熱トリートメントを使い始める前に「酸性のパーマ剤」を使っていないと、色落ちの謎は解き明かされないのでは、と考えています。
もったいぶるタイプで無いので、はっきりお伝えしますが、
グリオキシル酸を使った酸熱トリートメントで、色が落ちる原因は、
「グリオキシル酸が、完全に酸化重合(※)していない色素を変色させている」これに尽きます。
なので、前回のカラーリングで完全に酸化重合させておけば、カラーの色落ちは無いんです。
最近、つくづく「美容の技術というモノは全てつながっているのだな」と感じています
死に物狂いでパーマを研究した成果が、思いもよらぬところで発揮出来ました。
※ 酸化重合=カラー剤を髪に定着させる反応
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