美容師さん同士でパーマの技術の話しをした時に、いつも話題に上がるのは、
「縮毛矯正の髪にパーマはかかるか?」というのと、
「細くて柔らかい直毛にどうやって、大きめめゆるめのパーマをかけるか」という2つの問題です。
縮毛矯正の髪には「そもそもパーマをかけない」という美容師さんが多いので、「細くて柔らかい直毛にどうやって、しっかりパーマをかけるか」が話しの中心になります。
【デジタルパーマならかかる?!】
チェルシーでは、12年前のオープンから今日までパーマ技術に取り組んできましたが、数々の検証の中で出た結論は、
「細くて柔らかい髪、かかりにくい髪もデジタルパーマならかかる」というのは、イメージだけで根拠があるものでは無い。
という事です。
デジタルパーマのメリットとデメリットは以下になります。
・熱を使って髪の中のタンパク質を固めるので、薬剤の力以上にパーマがかかる
・熱の力を使えるので、通常ではかからない様な弱い薬剤でもかかる(薬剤が弱いのでダメージしない)
・薬剤を付けた後に熱を使うので、大なり小なりダメージする
デジタルパーマの最大のメリットは「熱を使ってパーマをかけられる」です。
これは、熱を使わないパーマに比べると格段にかかりがいいです
しかし、熱を使う事で髪のダメージは確実に出てきてしまいます。
「デジタルパーマを使ってしっかりかけるか」「使わずに傷みを少なくするか」
究極の二者択一なんです。
オープン当初、チェルシーでは「大きめめゆるめのパーマ」をかける為にデジタルパーマを低温で使用していました。
しかし、低温で使用すると、デジタルパーマの良さである「熱の効果」があまり出ないんです。
そして試行錯誤した末に、メーカーと「エアウェーブビータ」を開発する事になったんです。
「熱の効果は出るが、ダメージがほとんど無い」
時間はかかりましたが、最終的にここに行き着く事が出来て、現在もエアウェーブで「大きめめゆるめのパーマ」を毎日かけています。
「美容師さんもパーマあきらめないで」です。
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